熱帯魚飼育の楽しみ

部屋の隅に水槽を置き、熱帯魚を飼ってみませんか。いくら見ていてもあきないものです。飼育する種類によっては水草を中心にした水槽も考えられます。 グリーンアクアリウムを部屋に置くことによって得られる精神的リラックス感、安らぎは、私自身の経験からも明らかです。美しい水槽で小さな自然を再現し、 小さな生命体が（時には大きな）優雅に水槽内を泳ぐ姿は非常に美しいものです。

我が家の熱帯魚の紹介

熱帯魚を飼育し始めてから約１０年たちますが、その間いろいろなことがありました。暑い夏に部屋を閉め切って２泊３日のキャンプに行って帰ってきたら ほとんどの水槽の水温が３５度近くなってしまっていてたくさんの魚を死なせてしまった苦い思い出もあります。飼育を始めた最初の頃はとにかく新しい種類の 魚を次々と飼いたくて水槽の数ばかり増え、技術的に経験値が低く失敗の連続でしたが、１−２年もすると飼育のこつも覚えあまり失敗もしなくなりました。 その後も、水槽は順調に？増え続け、一時は９０センチ水槽２本、６０センチ水槽３本、３０センチ水槽１本と増殖を続けたのでした。 飼育の経験値が上がると自然と熱帯魚の繁殖に興味が移り、繁殖がうまくいくと当然のように飼育数が増え水槽の増加となるわけです。 最初は、ネオンテトラ、グッピーなど初心者向きの熱帯魚から始めたのですがだんだんと自分の好きな種類ができてきて専門にその種類を飼育するようになっていきました。 私の場合は、アフリカンシクリッドのハプロクロミス・アーリーでした。この熱帯魚は東アフリカを南北に横切る大地溝帯の湖沼群マラウィ湖に生息するコバルトブルーの美しい 魚です。特にその繁殖活動が変わっていてマウスブリーディングと呼ばれるものです。マウスブリーディングとは、産み落とされた卵をメスが口の中にくわえて保護し、稚魚が 少し大きくなるまで口の中で育てるというものです。多いときはこのアーリーだけで９０センチ水槽２本、６０センチ水槽１本に稚魚を含め１００匹以上を飼育していましたが、 現在は少し減らして９０センチ水槽１本に１５匹を飼育しています。その他に水草水槽に自家繁殖３−４代目のグッピーを入れた６０センチ水槽、フォーバータイガーを入れた６０センチ水槽、 それから例の水槽熱湯事件の後も生き続けている我が家では「長老」と呼んでいるイエローシクリッドの３０センチ水槽があります。

	９０センチアーリー水槽
	６０センチ水槽のフォーバータイガー
	グッピーの水草水槽
	「長老」ことイエローシクリッド