運命の出会いと言うこともあるかもしれませんが、一般的には何かの縁で飼い主のもとに犬はやってきます。 飼い主は犬を選ぶ権利がありますが、犬には選ぶ権利がありません。どんなに悪い飼い主でも犬にはその飼い主を変えるすべがありません。 また、どんな悪い飼い主でも犬は従い、愛してくれます。ですからこれから犬を飼おうと思われるのでしたら最低限度の知識だけは身につけて欲しいと願うものです。 決して子供が欲しいと言ったからと言う安易な理由で飼うことを止めて下さい。それがきっかけとなって家族全員で飼おうと決心されたのならいいのですが一時の感情で一匹の犬の生命をもてあそぶようなことはして欲しくありません。

１．周りの環境を考えてみて下さい。

家族構成や小さい子供がいるかどうかとか家の敷地が広いか狭いかとか家の中で飼えるかとか散歩の時間はどれぐらいとれるかとか結局はその犬に自分がどれだけの譲歩ができるかと言うことです。

２．男の子か女の子か

これについてはどちらがいいとも言えませんが、女の子は発情期が年２回あります。男の子はマーキングと言ってオシッコをあちこちにかけにおい付けをし自分のテリトリーを主張します。

３．運動をさせることができるか

時間的な事もありますが物理的に運動量を確保させることができるかどうかと言うことです。（お年寄りなら余り運動量の必要な犬種はお勧めできないと言うことです。）

犬の寿命は平均的に１２〜１５年です。その間、たゆまず愛情を注ぐことができるかどうかです。もちろん、甘やかすのではなく主従の関係はハッキリと持ち人間がリーダーとしてその犬を統率していけるかどうかです。 散歩の際にもウンチなどは放置せずに持って帰るのが最低限のマナーです。散歩に何も持たずに行くなどもってのほかです。近所から苦情が出ないよう充分注意しましょう。 私の少ない経験でも愛犬を家の中でお飼いになる事を特にお勧めします。愛犬の表情や言葉の理解度が断然違います。家族の一員として愛犬をお飼いになることをお勧めします。

一番の方法は近所の獣医さんに相談してみて下さい。貴方の希望する条件に合った犬種を紹介して下さるでしょう。 もう一つの方法はブリーダーさんから直接入手する事です。今ではインターネットも普及していますし、愛犬の雑誌なども数多く出ています。その中から自分の希望にあった犬を探し出すこともできます。 一番手っ取り早いペットショップでの購入は私は余りお勧めできません。もちろん、全てのペットショップが犬を商品としてしか見ていなくてその管理に問題があるとは言えませんが一般的にあの狭いケージの中に長い間入れられていた犬はあまりにかわいそうでなりません。