昨年の１２月に初めてこの宮島対岸宮浜温泉「石亭」に宿泊してそのすばらしさにこんな旅もあると認識を新たにしたのです。そして家族とともにまた出かけようと 予約をしたのです。ちょうど子供たちも春休みで母の誕生日が３月なものですからその時期に行くことに決めました。

少し桜の時期には早いと思いましたが、何とかちらほら咲の桜も見ることが出来て家族からは宿のすばらしさ、料理の美味しさの絶賛の嵐です。大満足の家族旅行となりました。

温泉と丹誠込めて作られた庭園がある１０室ほどの小さな旅館です。全てのお部屋が離れとなって独立した間取りとなっています。美味しい料理を食べて、旨い地酒で一献、美しい庭を 見ながら日常を忘れ穏やかな時間が流れる、そういった旅館なのです。落ち着いた和の調度に囲まれ、かがり火やろうそくの揺らめく小さな光に幻想的な時間を過ごすことが出来るように工夫されて いるように思いました。そしてそのしつらえにすばらしく行き届いた丁寧なサービスが相まって最高のお宿と評判なのです。たぶん、リピーターが非常に多いのではないかと思います。

少しだけ咲き始めた桜が部屋の窓から見えます。ゆったりとした心が解き放された感触を全身に感じながら庭園を散歩し、心ゆくまで暖かい温泉に身をゆだねながら今夜のおもてなし料理や地酒を 想い、上質でリッチな時間が過ぎていきます。（微笑）ああ、至福の時間とはこういうものだと頭の隅で考えている自分を感じています。

決して何が特別というわけではなく、 よく考えられた内装調度と行き届いたサービスがこの上質な空間を作っているのだと思います。また、行ってみたい、そんなお宿です。

弥生三月のお献立は次の通りです。

お料理の写真はこちらをどうぞ！
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母の誕生日のお祝い旅行だと伝えてありましたので大杯で日本酒を頂けるそんなサービスも用意して下さいました。シェラパパもお相伴でこんなに大きな杯で飲ませてもらいました。（幸笑）

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